ラボ型オフショア開発で互い に成長するために

こんにちは、MOR Softwareです

今回は弊社でお世話になっておりますお客様の事例から、どうすればラボ型開発がうまくいくようになるか、これまでの状況やノウハウを考察しました。

結論

  • (信頼関係の構築)ラボ型開発で成長するために、まずは両社(発注側と受注側)で互いに信じ合う必要がある
  • (中長期の目標を忘れない)中長期の目標を常に念頭に置く
  • (尊重し合う)受注側が単なる請負ではなく、発注側のパートナーであることを意識する

以下は結論に書いた内容についてより詳しく書きます。

①信頼関係の構築

  一般的にも言えますがお互いの信頼がなければ一緒に仕事することは難しいです。もしくはやむ
を得ない状況で一緒に仕事しても精神的なストレスや懐疑により仕事の効率が上がりません。
そこでモアは初回営業の段階からもオフショア開発でよく失敗する原因や弊社の強み、まだ改善
の余地があるところなど、正直にお客様に伝えます。リスクを考えた上で理解していただいたお
客様はその後の提案段階や実際のラボ型開発や受託開発の稼働段階でうまくいきます。
また、本当はまだオフショア開発を利用してよい、また利用したい気持ちが整っていない状況で
も単なる、お客様社内で開発中の案件が炎上気味やオフショア開発の単価が安いからコスト削減
の目的で利用する、と言ったケースでは、互いに信頼関係が築けていないことが故に、その後の
開発段階で何かしらお客様のご期待通りの結果を確認できないとお客様側で感情的になってしまい
がちです。
オフショア開発は発注する前に精神の準備は必要と考えます。まだまだ色々な不安がある場合は
仮に失敗してもよい規模の小さい案件から発注するのをオススメします。

②中長期の目標を常に念頭に置く

ラボ型開発はベトナムにいるお客様の自社の開発チームです。自社のチームが成長すればするほ
ど自社の利益への貢献度合いが上がります。
短期間で(特にラボスタートしてまもない頃)すぐに入社して数年経ったエンジニアレベルの結
果を求めるのは無理があります。
弊社では新しいラボを編成する際に、お客様のご要望、開発案件の要件をヒアリングして適切な
人財をアサインしますがお客様の会社の社風、環境、プロセス、ルールになれるまで、特に案件
のご担当社様の人柄をある程度知れるまで、時間及び会話が必要ですね。
ベトナム人エンジニアは知識の吸収が速いため、慣れてしまうとガンガン結果を出します。
ラボがスタートした後、2週間〜1ヶ月程度お時間を頂きたいです。

③尊重し合う

オフショア開発エンジニアのベトナム人も人間です。よくできた時に褒めてあげるとモチベーションが
上がり、もっと頑張ってくれます。お金を払ってるから指示通りにしてくれ、と言った態度では長く続
きません。
ベトナムのIT企業は社内の関係ではかなりフラットになりつつあります。上下関係が薄れています。弊
社内では上司や部下など意識しておりません。役員、上司は普通に案件に参加してメンバーと一緒に開
発に関わっています。弊社日本法人のメンバーはお客様はお客様であると常に認識しており、お客様第
一の対応をしているつもりです。しかし、ベトナムにいるエンジニアはお客様と接する機会が少なく
(スカイプミーティングの時やベトナムご訪問頂いた時くらい)、お客様第一とはある程度認識しても
らっていると思いますが日本側ほどではありません。
ましてやエンジニア達はエリート大学を卒業した者が多く、自分自身の価値やプライドを持っていま
す。どこに行っても就職できます。一緒に仕事をする時に彼らの実力を客観的に見て判断してほしいで
す。互いに尊重し合うようになると互いにハッピーになります。